レストランで挙式

レストランの料理

結婚式場でどんなおもてなしをされるか、最大の楽しみは出される料理でしょう。 披露宴がどんな内容だったか、衣装は何回変わったか、天井には照明がいくつあったか などは数時間もすれば忘れてしまう人でも、テーブルに運ばれてきた料理のことは 何年も何十年も忘れることなく記憶に残ります。 結婚式最大の目玉は料理である、これは美食家でなくとも思っていることで、どんなに 煌びやかな披露宴で大勢のゲストを招いても、「これが嫌いな人はいないでしょ」と カップラーメンやインスタントラーメンを食べてもらおうとしたらガッカリした表情 を浮かべることになりそうです。 「じゃ生タマゴも付けるよ」と二の矢を放っても状況は改善されず、半数はタマゴ に手を付けずラーメンだけいそいそと食べておしまいです。 披露宴では新郎新婦の次に注目される料理なのでここに力を入れようと力むのが ふたりのあるべき姿になるのですが、レストランを会場にしたのなら心配後無用です。 レストランによって得意ジャンルはありますが、素晴らしいメニューでもてなすことが きっとできるでしょう。

距離が接近

レストランのほとんどは通常営業をしている時間のほうが多く、結婚式場としての 機能は専用式場にかなり劣ります。 想定外の利用方法なのでそれも仕方のないことですがそれがいい結果に繋がることも 多々あり、例えば新郎新婦とゲストの距離が近いというのも専門式場にはない利点です。 結婚式で壇上に座る新郎新婦は招待客とは別の空間にいるように感じられるものですが、 レストランならその距離感はグッと縮まります。 一緒に食事を楽しみながら祝福する、手の届かない場所にいるのではなく隣のテーブル で食事をしている新郎新婦にならより祝福度もアップしそうです。 緊張することもなくアットホームな雰囲気の中で、おいしい料理に舌鼓を打ちながら 友人達と会話を弾ませることができるのは、レストランだからこそ実現可能な シチュエーションといえるでしょう。 貸切の店内で楽しくキャッキャするのを目標に据えるのなら、豪華絢爛なホテルよりも リラックスできるレストランに分があります。

低予算

専門式場やホテルで式を挙げるよりもレストランを貸切にしたほうが低料金になります。 プランによっては逆の現象も起こりますが、同程度の規模ならまず間違いなく少ない 予算で済ませることができるはずです。 結婚式場のように専用の設備もありませんし、貸切といえど基本はお料理の料金が 総費用のほとんどを占めるからでしょう。 専門式場だと料理の代金が安いわけでもないのにその費用は全体からみたらほんの 一部分になり、最終的には相当高額な金額に膨れ上がります。 一方レストランなら費用の大半を料理に割くことになるので、質の高い料理を提供 したうえで店内は貸しきり状態、撮影室や控え室には不自由しますがその分の料金を 心配しなくてもよいのです。 お金を払ってお店の設備を利用させてもらうのではなくこちらから持ち込んだ物を 使う形になるので、自分達で準備することは増えますがそれだけ費用を浮かせる事が できると考えればそれも楽しい作業になるでしょう。